部屋に閉じ込められる
映画「ROOM」を観ました。
アカデミー作品賞にノミネートされ、主演女優賞をとった作品で、実在の事件がモデルになっている物語です。
簡単なストーリーはこうです。
『ある男に拉致された女性が、納屋に監禁される。監禁期間は七年に及ぶ。その間女性は出産し、狭い納屋の部屋の中でわが子を育てるのだ。その子が成長して五歳になった時、母親は子供に外の世界を見せるために、脱出を試みる・・・』
部屋に閉じこもる
女性を拉致して母子とも監禁し続けた男は、許しがたい人間です。
この男は、孤独に耐えられなかったのでしょう。
自らの孤独を紛らわすために、母子を狭い部屋に飼育するように監禁した。
人との関りから逃げて、独りになることは悪いことではないと思います。
狭い部屋に閉じこもり、私は独りで生きる。
そう思うことは勇気があり立派なことでしょう。
映画の中で、母親は子供に外の世界を見せようとする。
外に出れたとして、子供は、外の世界で大人になった時、ひょっとして、また、部屋に閉じこもりたいと思うかもしれない。
人との関わりを断ちたいと行動するかもしれない。
それはそれで、いいと思う。
ただし、堂々と、孤独に生きることです。
孤独に耐えられず、誰かを巻き込んではいけない。